メリハリ

     ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダル。
     テニス界の現役レジェンドの二人だが、彼らの熱心なファンであろうとも、今後グランドスラムの優勝回数を伸ばすとは現実的には考えていなかったであろう。
     もう彼らは盛りを過ぎているし、二人とも昨シーズン後半は怪我のため休養していたのだから……。

     しかしながら、今季最初のグランドスラム、全豪オープンの決勝で二人は対戦するのである。
     つまり少なくとも一人はグランドスラム優勝回数を上乗せするのだ。
     全豪オープンの開幕前、決勝カードがこの二人になることを予想した人はいるだろうか!?
     希望的観測として笑われること覚悟で言った人ならいたかもしれない。
     でも現実的な予想として語られることは決して無かったろうね。

     とはいえ、まあとにかくこの二人による決勝が実現したのである。
     もうそれだけでもテニス・ファンは感謝したかもしれない。
     今更もうイイよ!?ってか?
     そんな人はテニス・ファンじゃないんだよ、きっと。

     試合はフルセットまでもつれた。
     そして最後はフェデラーが勝った。
     今大会のフェデラーの勝因の一つは、従来弱点とされていたバックハンドが素晴らしかったせいでもある。
     サーブとフォアハンドの威力と精度は全盛期よりも衰えたかもしれない。
     フェデラー自身が以前から絶対の自信を持っていたフットワークも、年齢とともに明らかに衰えてきている。
     しかしながらそれを補うように、バックハンドの技術は改善され、同時に現在の体力に見合った戦術も完成の域に達しようとしている。

     そしてこの試合。
     二人の勝敗を分けたのは……、まあ素人のオッサンの考えだけれど、力の使い方のメリハリにあった気がする。
     ナダルは、まあそれが以前からの彼のスタイルでもあるが、常に全力を出してプレーする。
     そして大事な場面では更にそこからギアが上がる。全力を出しているはずなのに、更にギアが上がるのがナダルの異星人たるところであり、これまで私たちはそんなナダルのプレーに幾度も驚かされた。
     この試合もそうだったと思う。
     ただ、哀しいかなここぞという時のギアの上がり方が、以前のナダルではなかった。
     それに比べるとフェデラーは、意図したのかそれとも無意識なのか、微妙に力の使い方を上手く配分していたと思う。
     最終的にそれがファイナルセットの怒涛の5ゲーム連取に繋がったような気がしている。

     とにかくおめでとう、ロジャー!!
     そして、ありがとう、ラファ!!
     またね。


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