Gibson SONEX
突然思い出したのだ。
ギブソンのSONEX(ソネックス)ってギターを。
今日はこのギブソンの幻のギター(笑)についてグダグダ書くことにします。どんなギターか興味のある方は「Gibson SONEX」とかで検索をしてみて頂けると、画像が直ぐに見つかるはずです。
さて、このギターは製造が1980~1983年ってことで、私が高校生だった頃に発売されました。パッと見は“レスポール”です。で、どういう位置づけかと言いますと、廉価ギターなんですよ。当時のアメリカでは「プアマンズ・レスポール」と呼ばれていたりしたとか(笑)。
このギターは日本にも入ってきていまして、その発売当時はギター雑誌にかなり大々的にカラー広告が載っていました。その広告の何が最も目を引いたかというと……、その価格でした。当時はレスポール・スタンダードが35万円ぐらいしました。それが言ってみればギター・キッズ達にとっての普通の“ギブソンの値段”だったのですが、そのパッと見レスポールのお値段は……、ゴメンナサイ、……、え~と、はっきり思い出せないんですよ。“最も目を引いた”とか言っておいてこれかよ!?(笑) 10万円台だったのは間違いないんですが……、18万だったような気がするし、12万ぐらいだったような気もするし……、まあとにかく、
「えっ!?ギブソンがこの値段なの!?」
と私を含めた世の中のギター弾きが衝撃を受けるような値段だったことは確かです。もっともネックジョイントがボルト・オンというギブソンらしからぬ仕様だったりして、いかにも“安かろう”って雰囲気に満ちていましたが。
そして予想通りというか何というか、製造が約3年で打ち切られたことでも判るとおり、売れませんでした。私も現物を一度か二度見たことがありますが、遠目に見るとスゲ~カッコイイ感じなんですが、近くで見るとやっぱり安物感がアリアリでして、ギブソンだからと言ってドキドキ感があるわけでもなかったですな。
ちなみにボディ材なんですが、本来は廃材になってしまうような木材を樹脂でつなぎ合わせるというモノだったようです。まあ低コストを目指したんでしょうな。でも考えように因っては、1本ごとに組み合わさる木材が違ってくるでしょうから、全てが“一点モノ”かもね!?(笑)。
ところで、このギターはカタログもそうですし、ギター本体にも“レスポール”という名前は付いていません。まあ、レス・ポール氏が、
「こんなチープなギターに俺の名を使うのは許さんっ!!」と言ったのか、
ギブソン社が、
「せっかく低コスト化をはかったのに、あのオッサンにロイヤリティを取られたのではかなわない!!」と思ったのか定かではありません。案外、両者の思惑が見事に合致していたりして。でも、当時の楽器屋の雑誌広告では、
「ギブソン・レスポール・ソネックス」
って載せている店もあったという記憶があります。そのせいだと思いますが、私自身もレスポール・シリーズのひとつだったとず~っと思っていました。レスポールという名前がどこにも無いのは、最近調べて知ったんですわ。
ちなみに、当ブログでも何度か触れている“レスポール大名鑑”にはSONEXの記述は一切ありません。もっともギブソン社はSONEXを“無かったこと”にしたくて、著者に対して、
「ぜってぇ~SONEXのことは書くんじゃねぇぞっ!!」
と含みを入れていたのかもしれません(笑)。まあ、マイクロソフトにおけるWindows Meみたいなモンか!?興味がある方は調べてみて下さい。見た目はカッコイイですよ!!
ギブソンのSONEX(ソネックス)ってギターを。
今日はこのギブソンの幻のギター(笑)についてグダグダ書くことにします。どんなギターか興味のある方は「Gibson SONEX」とかで検索をしてみて頂けると、画像が直ぐに見つかるはずです。
さて、このギターは製造が1980~1983年ってことで、私が高校生だった頃に発売されました。パッと見は“レスポール”です。で、どういう位置づけかと言いますと、廉価ギターなんですよ。当時のアメリカでは「プアマンズ・レスポール」と呼ばれていたりしたとか(笑)。
このギターは日本にも入ってきていまして、その発売当時はギター雑誌にかなり大々的にカラー広告が載っていました。その広告の何が最も目を引いたかというと……、その価格でした。当時はレスポール・スタンダードが35万円ぐらいしました。それが言ってみればギター・キッズ達にとっての普通の“ギブソンの値段”だったのですが、そのパッと見レスポールのお値段は……、ゴメンナサイ、……、え~と、はっきり思い出せないんですよ。“最も目を引いた”とか言っておいてこれかよ!?(笑) 10万円台だったのは間違いないんですが……、18万だったような気がするし、12万ぐらいだったような気もするし……、まあとにかく、
「えっ!?ギブソンがこの値段なの!?」
と私を含めた世の中のギター弾きが衝撃を受けるような値段だったことは確かです。もっともネックジョイントがボルト・オンというギブソンらしからぬ仕様だったりして、いかにも“安かろう”って雰囲気に満ちていましたが。
そして予想通りというか何というか、製造が約3年で打ち切られたことでも判るとおり、売れませんでした。私も現物を一度か二度見たことがありますが、遠目に見るとスゲ~カッコイイ感じなんですが、近くで見るとやっぱり安物感がアリアリでして、ギブソンだからと言ってドキドキ感があるわけでもなかったですな。
ちなみにボディ材なんですが、本来は廃材になってしまうような木材を樹脂でつなぎ合わせるというモノだったようです。まあ低コストを目指したんでしょうな。でも考えように因っては、1本ごとに組み合わさる木材が違ってくるでしょうから、全てが“一点モノ”かもね!?(笑)。
ところで、このギターはカタログもそうですし、ギター本体にも“レスポール”という名前は付いていません。まあ、レス・ポール氏が、
「こんなチープなギターに俺の名を使うのは許さんっ!!」と言ったのか、
ギブソン社が、
「せっかく低コスト化をはかったのに、あのオッサンにロイヤリティを取られたのではかなわない!!」と思ったのか定かではありません。案外、両者の思惑が見事に合致していたりして。でも、当時の楽器屋の雑誌広告では、
「ギブソン・レスポール・ソネックス」
って載せている店もあったという記憶があります。そのせいだと思いますが、私自身もレスポール・シリーズのひとつだったとず~っと思っていました。レスポールという名前がどこにも無いのは、最近調べて知ったんですわ。
ちなみに、当ブログでも何度か触れている“レスポール大名鑑”にはSONEXの記述は一切ありません。もっともギブソン社はSONEXを“無かったこと”にしたくて、著者に対して、
「ぜってぇ~SONEXのことは書くんじゃねぇぞっ!!」
と含みを入れていたのかもしれません(笑)。まあ、マイクロソフトにおけるWindows Meみたいなモンか!?興味がある方は調べてみて下さい。見た目はカッコイイですよ!!
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