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「Stay Home」が収録された4曲入りミニアルバム
『WHAT KIND OF FUTURE DO YOU WISH FOR?』もご試聴ください!
みなさん、こんにちは。
久しぶりのブログ更新です。
EURO、ウィンブルドン、ツール・ド・フランスが同時進行中でして、個人的には
「どれを観ればええねん!?」という状況が連日続いていますが、基本的にはツール・ド・フランスが優先ですな。
まあそれはともかく……、本日はギターのことを書きます。
久しぶりなんだからやっぱりギターでしょう!?
とは言え、多くのギタリスト達にとってそれほど興味があるとは言えないギターについてですけどね。
つまりレスポール・デラックスについてです。
「もうイイや」と思われたギタリストの方々、とても素直な方ですね。
しかしワザワザ話題にするのには、私が所有している以外の理由が在るんですよ。
どうやらGibson USAから”Les Paul Deluxe 70s”ってのが発売されたようです。
カラーはチェリーサンバーストとゴールドトップの2色。
グレード・価格的には3年程前から展開しているLes Paul Standard '50s辺りと同じ感じです。
私の持っているデラックスは2019Japan Limitedと銘打たれた限定品だったのですが、こちらは特に限定とは謳っていないのでレギュラー化されたのかもしれません。
ちなみにスペック上、つまり使われている材やパーツは全く同じ様です。
私の買った”限定品”とは一体何だったのか!?
イヤ、別にどうでもイイです。
むしろレギュラー化されたのならとても喜ばしく感じます!
ってな感じで、今回はこのレスポール・デラックスをみなさんにお奨めするというのは言い過ぎで、何となくその特徴と言うか、スタンダードとの違いをムダに紹介したいと思うワケです。
ギター愛する人達、特にレスポール愛好家にとっては、デラックスとスタンダードの違いは一目瞭然だと思われます。
ピックアップが通常のP.A.Fタイプとは違い、ひと回り小さいミニハムバッカーが搭載されているからです。
そしてこれこそ、デラックスがスタンダードに比べると圧倒的な不人気となっている理由だと思われます。
「見た目が変」だとか「高域がキツ過ぎて使い難い」という感じでしょうか!?
ただ、見た目についてですが……、個人的にはむしろカッコイイと思っています。
まあ放っておいて下さい。
私も生涯で初めて、スコット・ゴーハムがレスポール・デラックスを使っている写真を見た時に違和感がありましたが、見慣れると通常サイズのハムバッキングよりもカッコイイと感じるようになりました。
きっとみなさんも3年ぐらいレスポール・デラックスを見続けると、こちらの方がスタンダードよりカッコイイと思うようになりますよ(笑)。
まあ見た目はさて置き、問題はその音です。
一般的な意見としての「高域がキツイ」というのは確かに事実です。
歪ませた時の高域の暴れ具合には注意が必要です。
ブリッジミュートが苦手な人だともう手に負えない状態になりますな。
でも巧くコントロールできれば、とても抜けの良い音になりますのでチャレンジャーの方は是非試してみることをお奨めします。
柄が小さいので出力が通常のハムバッキングより小さいのかと思われがちですが、実はほとんど変わりません。それどころか以前はむしろ出力が大きい時期もあったようです。
ちなみに私はデラックスのセッティングは2本のカスタムよりもゲインを多少下げております。
うん、全然出力が小さいとは感じません。
そして実はこちらが重要なのですが、クリーン・サウンドです。
レスポールと言うと、クリーン・サウンドがややこもりがちになるのですけど、このミニハムバッキングは音の起ち上りがよろしくて、ちょっとシングルコイル的なニュアンスがあります。
これは私がとても気に入っているところであります。(敬礼!!)
さて、加えて現行のヒスコレ、USA両方の一般的なスタンダードと違いが他にも在ります。
ブリッジはABR-1ではなくて所謂ナッシュビル・タイプです。
私、こちらの方が全然好きです。
マニアの方はそのルックスの違いや音も微妙に違うとか言うのでしょうが、ピッチの調整範囲が広いことやネジのアタマがテールピース側(ABR-1は反対側)にあることで、調整がやりやすいのです。
私の持っている3本のレスポールは全てナッシュビルタイプです。
使い勝手では断然こちらの方が良いと思っています。(音は知らん!)
そしてジャックプレートがスタンダードのようなプラスチックではなくクロームです。
コレの利点は”割れない”ことでしょうな。
ただし、オリジナルの'69年から'80年代までに生産されたデラックスは、スタンダードと同様のプラ製ジャックプレートだったはずです。
このブリッジやジャックプレートの相違点は、マニアックな観点から見ればきっとマイナスなんでしょうね。
でも道具として見れば悪いことではナイと私は思います。
そんな感じでひょっとしたらレギュラー化されたかもしれないLes Paul Deluxe 70s。
多分売れないままにフェイドアウトすることでしょう(笑)。
でもフロントで歪ませた時の「パキッ!」としたレスポンスはかなり気持ちが良いです。
初めてのレスポールとしては全然お奨めでは無いのですが……、イヤ、案外従来のレスポールに固定観念が無い人の方が魅了されかもしれませんね。
「お前が好きとか言うのはアテにならん!」という意見が大半でしょうが、一度試してみても損は無いかもしれません。
楽曲発売中!!