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    全米選手権

     ちょっと古い話になってしまいますが、フィギュアスケート全米選手権についてです。昨年、こともあろうにジェレミー・アボットとアダム・リッポンの両者とも3位以内に入れなかったせいで世界選手権出場を逃した影響もあって、今季のアメリカの男子シングルの世界選手権出場枠は2つになってしまいました。やはり、去年の世界選手権出場者3名(ブラッドリー、ドーンブッシュ、マイナー)では、3枠キープはできませんでした。まあ、予想通りなんですが……。

     というわけで、2年後のオリンピックのためにも今年は何としてでも3枠を奪回しておいて、また翌年につなげたいところですが、今年の全米選手権は大きな波乱は無く、めでたくアボットが優勝、2位にリッポンが入り、その二人の世界選手権出場が決定しました。これで、3枠奪回の可能性が非常に高くなりましたね。ついでに言えば、アボット、リッポンの両者共にコーチが佐藤有香・ダンジェン夫妻だというのは、日本人にとっては誇らしい出来事です。特に、個人的にアボットは好きなスケーターですので頑張って欲しいところです。

     とまあ、ここまでは熱心なフィギュアスケート・ファンの方々にとっては、いちいち言わなくてもイイ程度の話かもしれません。でもワザワザこのテーマで書いたのは、個人的に注目している2人の選手を紹介しておきたかったからです。

     一人目はアルミン・マーバヌーザデー選手。っていうか発音はホントにこれで良いのか!?って感じですが。今季はGPシリーズにも出ていましたね。去年までは“アーミン”と紹介されていたように記憶していますが、まあカタカナ表記をグダグダ言っても仕方ないですね。なんか非常に好感が持てる選手です。2年前に初めて彼を見ましたが、順調に成長しているようです。まあ、正統派のスケーターと言って良いかもしれません。全米で今年は4位に入って本来なら四大陸選手権に出場予定だったのですが、残念ながら怪我のために出られませんでした。

     二人目はジェイソン・ブラウン選手。スケート界のJBになれるか?という冗談はさておき、非常に柔軟な身体の使い方が特徴的な選手です。まだ難易度が高いジャンプが跳べないようなのですが、とてもジョニー・ウィアー選手に似ています。顔じゃなくて演技がですよ。え~と、でも彼もゲイかもしれません、っていうか多分ゲイです。

     3枠奪回に成功すれば、二人のうちのどちらかが来年の世界選手権に出るかもしれませんね。期待しましょう。 

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    ジギー・スターダスト

     私は売れないミュージシャンですので、CDはたくさん持っています。その数は約2000枚ほどで、一般の人からするとかなりの数でしょうが、ミュージシャンとしては普通ぐらいでしょうか!?

     そんなにあったら何を聴こうか迷うんじゃない?ってよく聞かれるんですが、実際にはそんなことなくて、コンスタントに聴いているモノは、けっこう少ないです。せいぜい50枚とか100枚ぐらいのような気がします。そして、一度きりしか聴いてないモノもたくさんありますし、あまりにも酷すぎて文字通り“叩き割った”モノもあります(笑)。

     で、私はCDを聴く時に、そのCDがレコーディングされた時の状況とか、光景を勝手に想像する時があります。ここは、ドラマーとベーシストが協力してああだこうだ言いながら創ったんだろうとか、ここはヴォーカルとギタリストで大激論の末に、メンバーで多数決にしたんだろうとか、このフレーズを思いついた時は小躍りしたんだろうとか………、そんな感じです。

     ところが、そういった想像がまるで不可能なCDがあるのです。ホント、何か全くそれを創っている過程が想像つかないというか、人間の所業ではないと思えるモノなのです。そして、もちろん、そのCDは私がこれまでの生涯で最も聴いたCDです。

     私が本来はギタリストだから、意外だと思われる方もいるかもしれませんが、それは、
    デビッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」です。まあ、ロック史上に燦然と輝くアルバムですので、“なぁ~んだ”と思った人もいるでしょうし、そりゃ当然だと思った人もいるでしょう。っていうか、同じ意味ですね(笑)。

     とにかく、次から次へと繰り出される楽曲のテンションが高すぎて、こんなモノを創っていたらアドレナリンがドバ~ッと出過ぎて死んじゃうんじゃないか?と思えてしまいます。神懸かっているというか、悪魔に魂を売ったというか、同じ人間が創ったとは到底思えません!!まあ、このアルバムのツアー終了後に、ボウイは一時的に引退状態になってしまったようですので、実際に悪魔と契約を交わしていたのかもしれませんね(笑)。あんなクオリティを涼しい顔で続けられていたら、誰もロックをやろうとは思わなくなっちゃってたかもしれません(笑)。終わります。
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    VOS仕上げ

     昨日2回書いたので、きょうはいいかな?とかも思いましたが、誰にも期待されずとも日課としているので、やっぱり書くことにしましょう(笑)。

     先日、新しいギターが欲しいなぁ~ということを書いたのですが(“新しいギター”を参照)、ネット上のいろんなショップの商品を見ていて、“何だかなぁ~”って思うことがあるんですよ。以前の記事に書いたように、もう自分が欲しいギターは決まったので、別にどうこう言うことではないんですけど……。

     まあ、私がギブソンの商品を中心に見ているからってこともありますが、VOS仕上げとかレリック仕様とか、あれは何なんでしょう?どういうモノかと説明しますと、新品のギターなんですが、程よい使用感を最初から施してあるギターなんです。

     まあ、簡単に言うと、最初から傷がついていたり、塗装の艶が微妙にくすんでいたりしたりしているモノなんです。一般の人に馴染みがあるモノでたとえると、“ダメージド・ジーンズ”みたいなものですかね。ジーンズは大流行しましたが、私はあんまり好きではありません。まあ、何本か持ってるんですが(笑)。

     でまあ、その“ダメージド・ギター”なんですが、これは多分、未来永劫買うことはないかな?と思っています。ジーンズなら許せるけどギターは許せないっていう明確な論理を展開できないんですけどね。

     ギターなんて、弾いていれば自然と傷だらけになってしまいます。ですから私は、ギターに傷がついてしまっても、特に気にしませんし、楽器屋で“チョイ傷有り”とかで値下げして売っているモノの傷なんて、どうせ弾き続けることを考えたら傷のウチに入らない程度のモノが多いので、“お得かも!”と思います。「やむを得ず」とか「自然に」ついた傷なら許せるということなんでしょうね。

     自分が使っている途上でついた傷なら仕方ないですが、他人に“ワザと”傷つけられたら流石にアタマにきますよね?で、ついでに言うと、ダメージ加工を施すわけですから、当然その分割高なわけです。でもねぇ~、これが売れてるんですよ。だって次から次へといろんなモデルが発売されてるんですもの。ったく、そんなもん買うんじゃねぇ~よ!といつも心の中で叫んでいますが、どうやらその声は誰にも届かないようです(笑)。

     ついでに言うと悔しいのは、VOS仕上げじゃなければ(つまり真っさらの新品状態)だったら欲しいかな?ってモデルがけっこうあることです。こういう風に感じている人って、私以外にいないのでしょうか?きっといると思うんですが………。
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    ノース・ロンドン・ダービー

     本日2度目の登場なんですが……、誰も待っていないのに(笑)。
     まあ、プレミアリーグのファンの私としましては、“ノース・ロンドン・ダービー” に触れないのはマズイだろっ!?というムダな義務感がありまして、それについて書きたいと思います。

     え~と、これはもちろん、ロンドン北部に位置する二つのビッグクラブ、アーセナルとトッテナムのダービーマッチのことですが、ずっとプレミアリーグを観てきてですね、この試合の持つ雰囲気が、近年微妙に変わったような感じがするのです。

     もう完全に私が受ける印象のみの話なんですが、アーセナルはともかくとして、スパーズの方は、リーグにおける地位向上に伴って、ちょっと試合に臨む姿勢に変化が見られるような気がするのです。
     
     10年ぐらい前だったら、このカードにおけるスパーズって、その試合に限れば、「世界一強いんじゃね?これが毎週できれば、ブッチ切りのリーグ優勝じゃね?」というふうに見えたんですよ。何というか、「いざ鎌倉!!」(笑)って感じのモチベーションでしてね。で、それで非常に見応えのある試合になっていました。その当時のスパーズって優勝争いとは無縁の順位をウロウロしてましたが、その試合のための準備を、他の試合を犠牲にしてまでもやっていたんじゃないか?と思われるほど、アーセナル戦だけは別のチームと化していたのです。

     ところがです、ここ3シーズンでスパーズの立場は急激に変化して、言ってみればアーセナルと同じ立場で戦えるところまできてしまいました。アーセナルと同様に彼らの目標はリーグ優勝であり、チャンピオンズ・リーグ出場圏内のプレミアリーグ4位以内であります。(敬礼!!)はっきり言ってしまえば、アーセナル戦のためだけに、他の試合を犠牲にすることができる立場ではないわけです。

     それ故、この3シーズンの “ノース・ロンドン・ダービー” におけるスパーズって、以前のそれと比べると、特別な強さを増した別のチームという印象が薄れてしまったような気がします。もちろん、クラブ関係者全てにとって、相変わらずアーセナル戦は特別でしょうし、以前と比べてモチベーションが下がっているつもりなど全然無いと思いますが、私にはちょっとそう見えてしまいますね。単に、以前と比べると余力が残っていないという感じなんでしょうが。

     ここでスパーズが20年ぶりのアーセナル戦ダブルを決めることができれば、ビッグクラブとしての地位をより固めていくことになるんでしょうが……、え~と私の予想は、
    2ー1でアーセナルです(笑)。

    織田信成

     フィギュアスケートの織田信成選手についてなんですが……、彼のファンの人がこれを読んで気を悪くしたらゴメンナサイ。で、全然見当違いのことを書いてしまうかもしれませんので、間違いがあったら指摘していただけるとありがたいです。

     織田選手って、膝が非常に柔らかくて、それはそれで天からの贈り物っていうか、アスリートとしては素晴らしいところです。でもねぇ~、彼が出てきてからず~っと気になっていることがあるんですよ。その素晴らしい膝の使い方なんですけど……。

     ホント、これってただの一フィギュアスケート・ファンでしかない、売れないミュージシャンの私の見当違いかもしれませんが、ジャンプのランディングの時に、彼は膝を使い過ぎているのでは?ってことなんです。彼って回転不足でもない限り、ちょっと体勢が崩れたくらいでは転倒しないんです。いつもその柔らかい膝のクッションを使って、ジャンプによる衝撃を上手にやわらげることができるからです。それって競技上は大変良いことなんです。だって転倒しなくて済むんですから。

     それでも何でそこに注文をつけたくなるのか?というのはですね、膝のクッションを使ってランディングする時にはどうしても身体が下に沈み込みます。それでですね、もうホントに“やべぇ~、転倒するかも?”って時に、これをやって転倒を回避できたのなら、それはオッケーなんですが、彼の場合、そうでない時もこの“天からの贈り物”の膝に頼りすぎてランディングしてしまって、結果として身体が沈み込んでいるような印象を受けるのです。この身体が沈み込んでしまうことで、次の要素に移る一連の流れが途切れていると思うんですよ。
     
     例えばプルシェンコ選手などは、ランディングの時、もちろん膝のクッションを使っているのでしょうが、体勢は上方にキープしたまま直ちに次の動作に入っていますよね!?非常に一連の動作が滑らかです。それに対して織田選手は、何というか、もうクセになってしまっているというか、「ジャンプの時は膝をたっぷり使えば転ばない」ことが普通になってしまっているというか……。転倒しないということは重要なことですが、演技の流れが途切れる印象を与えてしまうので、もったいない気がします。
     
     たとえて言うなら、っていうか、友人にはこの“たとえ”がいつも適切じゃないって言われているんですが(笑)、非常に頭が良い人がいたとします。で、その頭の良さを世のため人のために使えば、それは大変良いことなのですが、詐欺とかの知的犯罪に使うことだってできちゃいます。つまり織田選手の膝の使い方は“詐欺”みたいなもんかなぁ~!?っていうのはちょっと言い過ぎっていうか、単に「たとえが悪いんだろっ?」って気もしますが………、そうそう、“濫用”ってのはどうでしょう!?柔らかい膝を濫用してるんです!!それゆえ、演技がぶち切れた印象になって、音楽にもイマイチ乗りきれなくなってるんですよ。

     ホントはもう一つ気になる点があるんですが、こちらは自分の中でまだ検証不足であるということと、長文になってきてしまったので、いずれまたの機会ということにします。 悪意は無いんですが、「イヤイヤ、それはアンタがモノを知らないだけだよ」って点がありましたら、ご指摘いただけると嬉しいです。
    プロフィール

    鈴木浩憲
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    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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