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    プロスケーター

     フィギュアスケートはオリンピックや世界選手権などの競技会は、アマチュアであって、その後、トップ選手はアマチュアを“引退”してプロスケーターになるという、考えてみれば特異なスポーツなんですが、アマチュア時代と比べると“残念な”事態になってしまうプロスケーターも少なくありません。まあ、確かにプロになってしまえば、競技として要求される要素とか出場義務とは無縁になってしまうし、フィジカル的にアマチュア時代よりも落ちてしまうのは仕方ないことなのかもしれません。プロに要求されるのは、レベル4のスピン・ポジションではなくて、いかに楽しくショーを見せられるかですので、目的そのものが違います。プロに転向したほとんどのスケーターが、みなさん体型が丸くなってしまうのは、逆に言うとそれだけアマチュア時代のトレーニングって過酷だったということなのでしょう。

     まあ、そんな中でも、プロに転向後の方が素晴らしいスケーターになったと思わせる選手もいます。アメリカのサーシャ・コーエンはその一人だと思います。彼女は競技会時代は常に優勝候補の一人でしたが、遂に世界選手権の金メダルは取れませんでした。同じアメリカのキミー・マイスナーが世界チャンピオンになっていることを考えると、不思議なくらいです。(っていうかマイスナーがチャンピオンだってことが不思議なんだけど)  アマチュア時代の彼女って、技術は非常に素晴らしかったのですが、メンタルに問題があったのでしょうか? ここぞ!という時にミスしてしまったのですよね。確かに観ていて、常にどことなくテンパった感じが演技の中にありました。

     ところがです、プロ転向後の彼女の演技は、採点の呪縛から逃れたからでしょうか、非常に生き生きとしていて、スパイラルやスピンのポジションもアマチュア時代よりも美しくなっています。単に見栄えが良くなっただけでなく、技術的にも難易度が上がっている感じです。必須要素やペース配分の縛りって、選手にとって余程過酷なことなんでしょうね。まあ、ジャンプに高さが無いのは相変わらずで、そこはご愛敬と言ったところでしょうか。正直言って、私はアマチュア時代のサーシャ・コーエンは好きではなかったのですが、今ではアイスショーにおいて楽しみにしている一人になりました。

     日本が誇るオリンピックと世界選手権のチャンピオン、荒川静香さんは、子供の頃の夢がオリンピックや世界選手権で金メダルを取ることではなくて、プロスケーターになることだったらしいのですが、アマチュア時代より体型がスマートになっています。そんなスケーターはどこを探してもいないって!(アマチュア時代と変わらないという人なら稀にはいる)ひょっとして、プロ転向後の方がトレーニングを積んでいるの? とこちらが心配になるぐらいです。きっと我々には想像もつかないような自己管理をされているのでしょう。
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    プロフィール

    鈴木浩憲
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    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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