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    VOS仕上げについての再考

     以前 “VOS仕上げ” って記事を書きました。これってギターの仕様の一つなんですが、簡単に言うと新品なんだけど、「中古風」の仕上げにしてあるギターのことです。ボディの塗装が製造から何十年も経過しているかのように “程よく” 艶や色が抜けていたり、同様に金属パーツもくすんでいるというモノです。誰かの手によって相当弾き込まれた感じの見た目になっているワケです。

     で、これも一種の加工ですから、普通の真っさらの新品よりも手の込んだ製造過程になります。つまりその分、割高になるのです。はっきり言ってしまいますと、この加工をしたからって、別に音が良くなるわけではありません。だって装飾の部分だけを “中古風” にしただけだからです。これがそれなりのギターの腕を持っている人が、3年間ばっちり弾き込んだというのなら違うでしょうが、弾き込んで中古風のルックスになっているワケではありません。

     いつも思うのですが、あえてVOS仕上げが欲しい人ってどういう人なんだろう!?ってことです。何故ならVOS仕上げの見た目が “渋いっ!イカす!!” っていうのを理解できなくはないのですが、私は全然欲しいと思わないからです。

     新品のピカピカのギターって嬉しいでしょう!? で、弾き終える度にピカピカに磨いたりして、いつまでもキレイであって欲しいですよね!?私は新しいギターを買った時はいつもそうでした。どこかにぶつけて初めてはっきりとしたキズとか付けちゃった日にゃ、ほとんど寝込んじゃうぐらい落ち込みました。

     まあもちろん、いつかはキズも付いちゃうし、ボディの塗装も金属パーツも自分の手汗でくすんできちゃいます。でもそれは自分が愛情を注いで弾き続けてきた署名みたいなモノですから仕方がありません。そうは言っても、やっぱり私はできる限りキレイな状態を維持しようと努力はしますがね。

     自分のギターをキレイに磨き上げるってのも、ある種ギターの楽しみの一つのような気がするんですよ。それがVOS仕上げだとできませんな! 磨いたって元からくすんでいますからね。しかもそれは自分が弾いたからじゃないときたっ!!そんなもの買うか!?何度も言いますが私は未来永劫買わないっての!!そんな、新しいギターを買った時の楽しみの一つをワザワザ奪われた上に、割高なギターなんて買うわけないって!!

     でも相変わらずVOS仕上げのギターは発売され続けています。きっと売れているからでしょう(笑)。私の個人的な見解を述べさせてもらいますが、これはメーカーにダマされているだけなのでは!?きっと彼らはウラでほくそ笑んでいるかもしれません。
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    プロフィール

    鈴木浩憲
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    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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