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    ピック2枚!!

     その昔は、レコードでギタリストのプレイを聴いただけでは、一体どうやって弾いているのか判らないことが非常に多かったのです。現在のように、実際にプレイしている映像が簡単には手に入らなかったからです。それどころか、ライブを観に行っても、肝心の部分では後ろを向いて、どうやって弾いているのか見せなかったギタリストもいたぐらいです(笑)。昔は秘密にしておこうと努力すれば、それなりにできちゃったのです。

     しかしながら、現代では情報が“あ~っと”いう間に伝達されますし、逆にそれを利用しないと商売にならないよっ!!ってこともあり、ギタリストのプレイを聴いて、
    「どうやって弾いているんだろう!?」
    とか思っても、直ぐにネタバレしたりします。まあ、何が何でも秘密にしてやろうと思えば不可能ではないかもしれませんが……。

     で、まあ本日は昔話なんですが、っていうか先日の“ピッキング今昔”の続編というわけではありませんが、昔は現代のように情報が手に入らなかったせいで、アッと驚くガセネタが出回ったりしたのですよぉ~、って話。

     70年代後半ぐらいの話。一体これがどこから出た話なのかは全然不明ですが、当時のある人気ギタリストのプレイで、非常に速いフレーズがありました。今聴くとそんなに速く感じないんですが(笑)。で、まあ1弦を正確にトレモロ・ピッキングで弾くような感じのフレーズなんですが、普通の人にはどうしてもスピードが追いつかない。で、そこで出回ったガセネタっていうのが、

    「あの部分は実はピックを2枚使っている!!」

    っていう説なんです(笑)。え~と、つまりピックを2枚、先端の部分をずらして持って“二股ピック”(笑)のような状態にして、1回のストロークで音が2回出るようにするっていう……。2枚のピックを接着しちゃうという説もありましたね。とにかくピックを2枚使うと弾けるっていう話なんです。

     普通に考えれば、そんなことしても弾けるわけないのに気づきそうなモノですが、どうしてこんな説が出回ったのでしょう!?まあ、きっと誰かが面白がってネタを言っただけかもしれませんが、情報を手に入れることが難しかった当時においては、信じてしまう人も多少いたからこそ出回ったのでしょう。案外、それで実際に弾いちゃった人がいたりして!?(笑)だとしたら、アンタそれ手先器用過ぎ!!

     しかしながら、こんなエピソードが出るほどのプレイってのも凄いことですね。私もいつかは「どうやってやっているのか判らない」とか言われるようなプレイをしてみたいモノですわ。もっとも、ただ“判らない”ってだけではダメなわけで、それがイカしたフレーズじゃなきゃ意味が無いんですが……。
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    プロフィール

    鈴木浩憲
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    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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