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    KOSS その3

     みなさん、こんにちは。
     さて、KOSS PORTAPROの続きです。
     とりあえず購入して、とても軽いよ小さいよ!というところまで進みましたね。
     それではいよいよ実際に使ってみてどうか?に参りましょう。

     装着感は当然のことながらとても軽いです。
     ただし、ヘッドバンドの構造が何とも微妙でして(笑)、けっこう装着しづらいです。
     だからと言って装着に5分はかかるなんてことはありませんけどね。
     ちょっとヘッドバンドの扱いには慣れが必要かな?という感じです。
     もっとも元の構造自体がショボいので慣れたからといって、装着自体が楽になるワケではありません。

     左右のハウジングにその角度を変えるスイッチが付いています。
     ”FIRM”側にするとハウジングが内側に傾き、タイトな装着感に、
     ”LIGHT”側にするとハウジングが外側に開き、緩めな装着感になります。
     ”FIRM”だと低音が強めに、”LIGHT”だと低音が弱くなり高音が出るようになります。
     まあそういう設定だと思いますが、う~ん、効果の程はやや疑問。
     それよりもこのスイッチ、ヘッドバンドを弄ると勝手に切り替わることが多いです。
     ユーザー様の中にはそれがイヤで、スイッチのすき間をパテのようなモノで埋めて切り替わらないようにしている!という方がいました。
     ええ、確かにどちらか一方しか使わないと決めたのなら、それは良い方法だと思います。

     イヤパッドはスポンジです。
     イヤ、これは別に”スポンジのようだ”という比喩ではありません。
     まさにスポンジそのままです。
     これなら食器洗い用の”おさかなスポンジ”の方が高品質です(笑)。
     
     さて、いい加減音質について書きます。
     このサイズなのでシャリシャリとした音なんじゃないかと想像しがちですが、まあそんなモノだったらロングセラーにはなりませんね。
     実は意外なほどに低音が出ます。
     このサイズでしかも開放型なのに。
     しかしやはり価格なりなのか、引き締まった低音とはちょっと言い難いです。
     高音はあまり伸びません。
     ただ耳障りな感じは皆無です。
     中音域もとりたて艶があるとかいうワケでもありません。
     解像度や定位もクッキリ・ハッキリではありません。

     何だ、じゃあ全然ダメじゃん!?と思われるでしょう。
     一つ一つを分析的に聴いていくと、それぞれは大したことありません。
     しかしながら、それらが渾然一体となると……。
     これが絶妙なバランスなのです。
     変な言い方ですが、決して高性能ではないけれど、少なくともこちらが聴きたい音は届けてくれるという感じですかね。

     たとえばGermanMAESTROを使っていて、サウンドウォーリアーSW-HP10sにヘッドフォンを換えたとします。
     するとやっぱり「GermanMAESTROの方が音が良いなぁ~!」と思います。
     ちょっとしたガッカリ感がそこには存在します。
     まあそもそもお値段というかグレードが違うのです。その感想は仕方がないことです。
     しかし、サウンドウォーリアーではなく、KOSS PORTAPROにした場合はどうでしょう?
     ええ、物理的特性が劣っているのは感じます。
     とはいえ、だからと言ってそれが決してガッカリ感には繋がりません。
     普通に「まあコレもイイか」という感じになります。 

     何と言うか、KOSS PORTAPROはライバル自体がいないのかも?とか思います。
     元々同じところでは競っていないのかもしれません。
     そしてそれを私が喩えてみましょう。
     かえって判りづらくなるという定評がある(笑)、私の喩え話も久々ですね。
     いきなりですが、食卓にカツ丼とお新香が在ったとしましょう。
     特に男性のみなさんはカツ丼がお好きな方も多いでしょう。
     しかし、美味しいカツ丼と共にある、箸休めとしてのお新香。
     これはこれで非常に有難い存在だと思われます。
     ところで、貴方はこのシチュエーションでカツ丼とお新香はどちらが美味いか!?考えるでしょうか?

     正解は比べるモノではなく、「どちらも美味い!」というのが法律的な見解です。
     どちらが美味いかなど考えるの愚の骨頂です。
     つまり、世の中の所謂”高音質ヘッドフォン”はこの場合のカツ丼です。
     そしてKOSS PORTAPROはお新香なのです。
     ねっ!?どちらがイイとか関係ないでしょう!?(ねっ!?じゃねぇ~よ!)

     ってなワケで、KOSS PORTAPROはお新香故にベストセラーなのです。
     流行り廃りとは関係ないのです。
     ただしお新香ですから、やや音楽に拘りが在る方の場合だと、これ一台だと厳しいのです。
     だって毎日お新香だけでご飯を食べていたら栄養バランスは損なうし、気も滅入るというものです。
     ですから拘りの在る方々はメインの一台では無く、あくまでサブとして所有しましょう。 
     これがKOSS PORTAPROの正しい在り方なんだと勝手に提案します。
     お新香だとかお前ふざけてんのか!?
     と思われる方も当然いらっしゃることでしょうが、けっこうマジです。

     さて、このKOSS PORTAPRO、”史上最強のコストパフォーマンス!”という意見も在るようです。
     確かに5千円以下のヘッドフォンで、これほど音楽を楽しめるヘッドフォンは存在しないかもしれません。
     しかし、褒めるばかりでは面白くありません。(何で?)
     私的にはこの”史上最高のコストパフォーマンス!”という意見には、”否!”と言わせてもらいます。
     
     何故か?それはやはり、モノとしての質感が余りにも低いからです。
     もちろん、この価格で質感とか言うなよ!という意見が出るであろうことも重々承知いたしておりますが、やはり所有欲というのもちょっと大事かな?と思います。
     そういう意味では、所有欲を満たす”モノ”であるかと問われれば、そこは零点です。

     そして加えて、これほどコンパクトでありながら、つまり非常に携帯したくなるようなサイズでありながら、何故か開放型(笑)という点が惜しまれます、と言うか疑問です。
     もっとも、この音を実現するためには開放型であることが必要、もしくは設計上の必然だったことも考えられますが……。

     最後に苦言を呈しましたが、基本的には私、このヘッドフォンのファンになりました。 
     もし壊れたら、きっとまた買うでしょうね。
     とにかく既にメインでお気に入りのヘッドフォンを持っていて、尚且つこのヘッドフォンに興味を持たれたら、半分シャレのつもりで買うことをお奨めします。
     半分シャレだったら絶対満足できることでしょう!
     半分シャレのような長文失礼しました。

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    プロフィール

    鈴木浩憲
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    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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