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    あるベーシストの話

     ベースを弾き始めてから半年経ちました。ずいぶん上達しましたよ。まあ、楽器の構造としてはギターと似たようなもんですから、どうにかなるとは思ってましたけどね。

     ベースを弾いていると考えることがあるんです。ある人についてなんですが。当ブログでも何度かバンドをやっていた頃の話を書きましたが、その時一緒にやっていたベーシストのことなんですけど……。

     うん、ホントにヤツは上手かったのです。実を言うと私はヤツが世界一だとず~っと思っているんです。この世のすべてのベーシストでですよ!彼とは3年間ぐらい一緒にやりました。彼の方がバンドを抜けてしまったのですけど……。

     彼はその後、別のバンドに入って、それとは別にプロのレコーディングに参加したりしてました。再三プロになるように言われていたみたいですが、本人にあんまりその気がなかったみたいでして、まあベースを“仕事”で弾く気がなかったんでしょうね。

     バンドを抜けた後も、私との友人関係は続いていました。でまあ、会う度に「いつかそのうちまた一緒にやろう!」と話したりもしてました。

     私は以前は打ち込みでベース・パートを創っていましたが、その時はいつもその彼だったらどういう風に弾くだろうか?って考えながら創ってました。そのおかげだと思うんですが、けっこうベース・パートの出来って自信がありました。

     最近は実際に自分でベースを弾いています。ある意味、楽だとも言えるのですが、その彼のように実際に弾くことはとても難しいです。っていうか、ホントのこと言うと全然かないませんな!だって彼は世界一ですから、私の中では。

     私がベースを手に入れて、実際に弾いていることを彼は知りませんし、彼から直接ベースを教わることもありません。何故か? え~と、彼は3年前に事故で亡くなったからです。

     彼の分までベースを弾こうと勝手に私は思っています。きっと天国で彼は私のベースを聴いて、
    「ヘタクソ!」と思っているでしょうけど……。
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    音楽もまた語り部たるや

    鈴木さんが新しく曲を作り、「アイツには及ばない」と思いながらも奏でておられるベースラインの中には、今もなおその方の一部が生きていると思います。

    ある人の人生や記憶の全てを留めておくことは不可能ですが、「音楽のDNA」のほんの一部であってもそれを継承することが出来ると言うのはミュージシャンの特権でしょう。

    一方でご友人は、「自分の世界一」を失ってしまった事が鈴木さんの音楽的な妥協に繋がることを恐れておられるとも思います。

    お二人のためにも、鈴木さんの手によって後世に残る楽曲が生まれる事を祈るものです。

    大変遅まきながら、合掌。

    Re: 音楽もまた語り部たるや

    ありがとうございます。
    そう願っています。
    プロフィール

    鈴木浩憲
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    Cool Finger Facebook

    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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