最高位のその裏で

3曲入りミニアルバム『Going on』ニューリリース!!
聴いてみるだけならタダですので、是非ご試聴下さい。
第31期竜王戦七番勝負第五局。
羽生善治竜王×広瀬章人八段は、羽生竜王が終始攻勢のまま攻め切り三勝目をあげ、七番勝負の対戦成績を三勝二敗とし、竜王防衛とタイトル獲得100期に向けてあと一勝となった。
この番勝負に敗れると27年ぶりに無冠となる羽生竜王。
結果こそ三勝二敗と競っているが、実は内容的には全局上回っている。
破れた第三、四局も終盤の緩手さえなければ勝っていてもおかしくなかった。
実はもう防衛を果たしていても不思議は無かったのよね。
対して全体的に見て余り良い所が出ていない広瀬八段だが、現実的には二つ勝っていることで、これが案外効いてくるような気がする。
だから私的にはまだ互角のような感じがするのだが……。
そして棋界最高峰のタイトルである竜王戦、え~と、まあ一応竜王位が序列では第一位のタイトルてことになっているんだけど、実際にそう思っている人って実は少ないよね。
やっぱり最高位は名人位でしょ!?たぶんほとんどの棋士やファンもそう思ってるはず。
話が脱線しましたな。その竜王戦第五局二日目と同じ日に、将棋ファンの注目が集まる熱い対局が在ったワケですわ。
当ブログでもこれまで何度か触れてきたが、そうA級順位戦である。
A級順位戦6回戦、久保利明王将×阿久津主税八段。
久保王将は今期不調で順位戦もここまで一勝四敗。阿久津八段は五連敗。
久保王将としてもここで敗れるとB1降級の可能性が大きくなる。
阿久津八段としては、これまで同様、悲願のA級初勝利を何としても実現したいところ。
う~む、実はこの将棋、ずっと阿久津八段が優勢だった。
もうほとんど専門的(プロ的)には、必勝に近いところまで行っていた。
ところで久保王将の棋風は粘り強いことで知られている。
とにかく形勢が悪くなっても簡単には諦めない。
阿久津八段とはこの辺がある意味対照的なのである。
そして、その久保王将持ち前の粘り強さが身を結ぶことになる。
それが阿久津八段の悪手を誘い込んだとも言えるのだろう。
結局、久保王将の大逆転勝ちとなった。
ああ、阿久津八段。
決して弱いわけでは無いのに、どうしてA級順位戦では勝てないのだろう。
これでA級順位戦15連敗である。
イヤ、ホントに応援しているのだが。
ちなみに朝起きたら、食卓の上にメモ用紙が。
相方からのメッセージであり、そこには、
「阿久津君、勝つ気無いの?」
きっと新聞で結果を見たのだろう。
イヤ、勝つ気は在ると思うぞ。
またね。
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