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    低音の差が好みの差

     みなさん、こんにちは。
     私はヘッドフォン好きなオッサンです。
     単純に”ヘッドフォン・マニア”と言えばイイじゃん!?という話もありますが、私の中には”おやつは300円まで”ならぬ”ヘッドフォンは5万円まで”という厳格な(?)ルールが在り、普通の人ならハイエンドと言えるヘッドフォンなら所有していますが、マニアクラスの人達がハイエンドと呼ぶような10万オーバークラスのモデルとは縁がありませんので、自らを”マニア”と称することにためらいがあるのです。
     そして現在のところ”マニア”になる予定はありません。

     ところで、私が最も好きなヘッドフォンブランドは当ブログで再三お伝えしている通り、
    GermanMAESTROというドイツのブランドです。
     しかしながらこのブランド、日本における知名度はイマイチどころかイマサン以下だと思われます。
     ですから、もし誰かに「ヘッドフォン買いたいのだけれど何がイイ?」と訊かれたら、本音の部分ではGermanMAESTROと言いたいところですが、ある程度オーディオに馴染みのある人でさえ知らない恐れがありますから、実際には言わないと思われます。
     じゃあ、現実的にはどこのブランドをお奨めするのよ?と訊かれたら、一応私の中で答えは決まっています。
     それはBeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)ですね。
     う~む、しかしこちらも一般的にはマイナーか?
     でもマエストロよりはだいぶマシですね。
     
     ってな感じで、私はベイヤーのDT770PRO 80、DT990PROという二つのモデルを所有しています。
     ベイヤーの中ではエントリークラスですが、ベイヤーってのは基本的にプロ向けであって、充分高音質なモデルと言うことができます。
     両モデルともに世界的に高評価を得ています。
     日本ではDT990PROが優勢みたいですが、海外だとDT770PROになるのですかね。
     DT770PROはレコーディング現場での採用実績が非常に多いようです。

     さて、私はどちらが好みなのか?
     そんなことどうでもイイわい!という意見が主流だと思われますが、一応書いていきたいと思います。
     この二つのモデルで最初に手にしたのはDT770PRO 80。(80とは80Ωヴァージョンです)
     密閉型のモニターですが、リスニング用途としても充分可能なレンジと音場の広さがあります。ややドンシャリ傾向にあり所謂モニターフォンの退屈さはありません。
     購入当初は”高音強過ぎ”と思いましたが、時間の経過とともに私の耳が慣れたのか(笑)、それとも実際に変化したのかはっきりしませんが、程よく落ち着いた感じになりました。
     まあ正直、このヘッドフォンが2万円以下で手に入るというのは、”ベイヤーダイナミック恐るべし!”です。しかもメイド・イン・ジャーマンだし……。
    そう簡単には壊れないと思いますが、このヘッドフォンは壊れたら買い直してもイイ!というくらいに好きなヘッドフォンです。

     さて、DT990PRO。
     一応PROシリーズはプロ用モニターとなっていますが、そもそも開放型ですから生録音には使えませんし(音漏れするのでそれをマイクが拾ってしまう)、実際のところモニター向けの音創りでもありません。
     こちらもDT770PRO同様ドンシャリ傾向にあり、本来低音が出ないとされている開放型なのに低音はかなり出ます。
     高音は開放型のメリットを生かして非常によく抜けますし、当然音場も広いです。
     全体的に艶がありウェットな感じでゴージャスなサウンドと言えましょう。
     このヘッドフォンのファンがたくさん存在するのはうなずける話です。
     ただし、個人的な意見を述べさせてもらうと、ちょっと創り過ぎな感じもします。
     私が特に気になるのは低音の鳴り方です。
     ちょっとべとついた質感に聴こえます。
     よく言えば”地を這うような重低音”となりますが、ソースによってはそれが楽曲の疾走感を損なう場合があり、非常に”くどく”聴こえる感じがして、それによって聴き疲れしてしまうのです。
     とはいえ全体的なクオリティは非常に高いことは間違いなく、このヘッドフォンで幸せになれる人が多数いるのは非常に理解できます。
     価格も1万5千円以下ですし、ある意味驚異的です。

     ってなワケで、私はどちらのヘッドフォンに軍配を上げるのか!?
     え~とね、1時間以内の視聴時間だったらDT990PROは悪くないです、というか非常に素晴らしいヘッドフォンだと思います。
     でもそれ以上の時間になるとサウンドの味付けのくどさが気になって来て、聴き疲れしてしまいます。
     DT770PROはDT990PROに比べるとソリッド(意味判んねえけどw)でドライ。
     さすがに本格的なモニターフォンであることから、長時間の視聴も苦になりません。

     まあ思うに、単純に音楽を楽しむ目的であるのなら、きっとDT990PROの方が好き!という人が多いのでしょう。
     でも私はどちらか一つを選べと言われたら、一応悩みつつもDT770PROを選びます。
     音のリアリティという意味ではこちらが上だと思うからです。
     ただこれも非常に難しい話で、どちらを人に奨めるか?と問われればDT990PRO!と答えてしまうような気がします。
     結局のところ、ベイヤーダイナミックは素晴らしいヘッドフォンだよ!と言いたいだけなのかもしれません。
     長々と書いた割に結論はそれかよ!?
     でもベイヤーダイナミックは本当にお奨めですよ。


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    プロフィール

    鈴木浩憲
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    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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