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    ロジャー・フェデラー

     ロジャー・フェデラーが先日のATPマスターズ1000インディアンウェルズ大会で優勝しました。ちなみにマスターズ1000というのは、グランドズラムに次ぐグレードの大会でこのインディアンウェルズはエントリーも96 人という、まあちょっとした“ミニ・グランドスラム”といった感じなのですが(3セットマッチですけど)、今年は既にツアー3回目の優勝です。現在のランキング(過去1年間の総ポイント)では3位のままですが、今年の初めからの獲得ポイントでは1位になってしまいました。オイオイ、今年31歳、やっぱり別次元なんでしょうか!?

     去年の全米オープン準決勝で、ジョコヴィッチに対して自分のサービスゲームで2つのマッチポイントを握りながら逆転負けを喫した時には、きっと多くのテニスファンが、
    「フェデラーは終わった!」と思ったことでしょう。っていうか実績的にも年齢的にも、いつ引退してもおかしくはないですから。もっとも本人は常日頃、
    「35歳ぐらいまではやりたい」と言っているんですが……。

     しかしながら、その全米の敗退後、去年の秋から現在までの成績は優勝6回で39勝2敗なんです。何じゃそらっ!?まるで2004~2007年当時の全盛時のようなパフォーマンスですわ。ジョコヴィッチに触発されたか、飽くなき探求心なんだか知りませんが、ちょっとスゴ過ぎます。

     現実的に考えるとフェデラーのランキング1位返り咲きや、今年の残り3つになったグランドスラム大会の優勝は厳しいでしょう。今年はオリンピックもありますから、日程的にも5月から夏までは非常にきつくなります。でも、まあ全仏は難しいとしても、全英、オリンピック、全米のどれか一つは獲ってしまうかもしれません。個人的にはオリンピックなんてどうでもイイじゃんって思っているんですが、フェデラー本人はこのタイトルが欲しいみたいです。まあこのモチベーションこそが現在の彼の“復活”の要因かもしれませんが……。

     今週からまたマスターズ1000マイアミ大会が始まりました。これも大会規模はインディアンウェルズと同じで、ほとんどすべてのトップ選手がエントリーします。フェデラーどうですかねぇ~。本気でやるでしょうか!?(笑)順当にいけば準決勝でジョコヴィッチとあたるんですが、この二人の試合っていつも凄いことになるんですよ。ATPにおけるベスト・カードです。間違いなく現在最もスペクタクルなテニスが観られることになるんですが、観てる方も消耗するんですよね(笑)。こんなの観たら、彼らに憧れてるはずの少年達が絶望して、「こんなの無理、できるはずない!」とテニスを諦めるんじゃないかと心配しちゃうくらいになるんです(笑)。でも楽しみですね。
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    プロフィール

    鈴木浩憲
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    人とは一風変わった音楽哲学を持ったギタリスト/シンガーソングライター。オフィシャル・ウェブサイトでは、オリジナリティあふれるロック・ギター講座を展開。


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